公営ギャンブルについて

上半期を締めくくるグランプリレース「宝塚記念」が終わった

イクイノックス選手が見事にファンの期待に応えるかたちとなり、今後どのような活躍をしていくのか非常に興味深い

昨年は初めて宝塚記念を現地観戦。とにかく暑く、スーパー二日酔い、人の多さにも圧倒されたあの苦い記憶から1年が経った

今日は自宅で涼しく快適な部屋の中、吞気に酒を飲みながら観戦

3連単馬単は見事にハズレたが、単勝馬券は複数枚前日に伊勢崎オフトで購入したので、何枚かは取っておこうと思う(まさか1・3倍とは思わなかったのだが、浅はかだった)

またいつの日か、健康な状態で複数の人と現地で感動を分かち合いたいものだ

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そんな中、いよいよ夏競馬が本格化、「夏競馬は難しい」とはよく言う

競馬だけでなく、競艇も夏は難しいと言われる

宝塚記念のレース終了後、ちょうど1時間後には、徳山競艇でSGグランドチャンピオンシップが開催され、優勝戦が行われた。

※SG→スペシャルグレード(競艇における一番高いグレードの大会)

磯部誠選手が1号艇から逃げ切りを決め、平成生まれの選手として、初のSG制覇を果たした。モーターをはじめ、さまざまな要素で運も味方しないとなかなか優勝はできない中、磯部選手はひとつ結果を残した

優勝後のインタビューでは、明らかに涙をこらえながらの受け答えとなり、その姿を見た私が逆にこらえられず泣いてしまった

競艇が夏は難しいと言われるセオリーとしてはモーターやペラ調整が難しくなるため、予想は困難と言われている

オートレースでも走路温度は跳ね上がり、実力の無い選手が逃げ切るなどなかなか予想が難しくなる傾向となる

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いやいや、いやいや

これらの理論的なことを除いても公営ギャンブルは難しい

当然ながら、控除率というものが発生するし、競馬、競艇、競輪、オート全てに手を出す私が収支的に勝てる見込みはないといっても過言ではない

上半期はもちろんマイナスで、ノリや直感で適当に買っているが、負けてうれしい人なんていないだろう。正直、もう別にこれなら賭けなくてもいいかなといったところ

競艇に関しては少々のデータをもとに予想を組み立てるわけだが、1日に50レース以上やればまぁキツイし、相当大きい配当を得ないと勝ち切れない

競馬については知識がないので、直感オンリー。好きな騎手や相性など、適当に選んで買う程度なので、まぁ勝ったり負けたりといった感じでいいかと思いながら買っている

100万には届いていないのは明らかだが、おそらく70~80万円ほどのマイナスであろう

この金をこうしていればとか、あぁしてればとかは全くないのだが、メンタルは弱いのでうじうじしてしまうこともあり、下半期もきっとこの調子なのは間違いない

そもそも上半期は公営ギャンブルを控えた方だと思うし、賭けずに楽しめる時期もあった

先ほどの磯部選手が優勝したグランドチャンピオンシップでも、4日間で10万近くは負けたが、特に反省は無く、友人と騒ぎながらやったり、ひとりでヒリヒリしたりするだけで満足な時間だったと思う

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そんな公営ギャンブルだが、公営ギャンブルとの出会いを思い返してみた

ちなみにパチスロはギャンブルではなく、遊戯だが、公営ギャンブルとの出会いの方が先。大学生ノリで打ったバジリスク絆を初打ちで2000円で当て、何も分からないまま6700枚出してしまってなんとなくそこから人生が狂った感はある。後に絆は300回以上打ってはいると思うが、これが人生最高枚数なので最強のビギナーズラックを発揮してしまったのだ

公営ギャンブルに話を戻そう

出会いは2014年(平成26年)、奇しくも9年前の宝塚記念なのである
どういう話の流れだったかは忘れたが、池袋でよくスロットなど一緒に遊んでいた年上の男に競馬でデカいレースがあるから行こうと誘われて、東京競馬場に向かったのが公営ギャンブルとの出会いだ

そもそもまず、デカいレースと言われ、競馬場に行くとなればそのレースが目の前で見れるのだろうと思っていたが

当然ながら、東京競馬場で宝塚が行われることはなく、まずその事実に驚いた

到着したのはメイン直前

普通は単勝がどうの馬単がどうのとの説明が丁寧に行われてもいいものだが、3連単当てたらデカいというアホな説明のみで終わったので、私の競馬人生は3連単で始まった

レースが始まると、東京競馬場にいる人達はターフビジョンを眺め、その光景に私は驚いた

結果はゴールドシップ(1番人気)→カレンミロティック(9番人気)→ヴィルシーナ(8番人気)の3連単決着

今でも東京競馬場2階の喫煙所で「100円が25万円なるなのか、、、すげえな」

と驚いたことを鮮明に覚えている

ちなみに人生初馬券はジェンティルドンナウインバリアシオンを頭から買っての大ハズレだった

京王線の車内でスポーツ紙や競馬新聞を広げる人々の見出しにジェンティルドンナウインバリアシオンが踊っていたので、これが強いのだろうと思って買った記憶がある。新聞でこんなデカデカと書いてあるのならば、よほど強いのだろうと思って、マークシートを塗った記憶がある(今思うと、ゴールドシップの存在すら同行者は伝えてくれなかったのは謎)

そして、それ以降、この男がどんな馬券を買っていたのかも覚えていないし、今後、ろくに会うこともなかったし、今どこで何をしているかも分からない(もしかしたら国策で、アホそうな大学生を競馬に誘う人間だったのかもしれない)

兎にも角にも、競馬ではビギナーズラックなど起きなかった

世の中にはいろんな人間がいると思う 

この大ハズレ(多分、3連単のみで5000円くらい賭けてたと思う)で競馬を一切、やめる人 

逆にもっと詳しくなって次こそ当てようと知識を深める人

次は当たるだろうと楽観視するものなどさまざまだろうが

私は圧倒的後者だった

ウインズというものを知り、ネット競馬というアプリで連携し、スマホ一台で馬券が買えることも覚えてしまった

宝塚記念で25万円という3連単の払い戻しを目の当たりにした私は常に3連単を買い続けた

大学やスロット仲間の中でも徐々に競馬をやる人達とも出会い、特に3連単マルチという買い方を覚えてからは、幾度となくガミりながら、順調に立派な、いわゆる養分に育っていった

三浦皇成がなぜか、皇成という漢字から想像したのが、一番のレジェンドジョッキーだと思って賭け続けていたのだから、当たるわけがない)

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そんなこんなで9年間が経ち

今に至るわけだが

特に何も成長していないし、今後もしないと思われる

とりあえず下半期はジャパンカップ現地(もしかしたら菊花賞現地)まで全休して、何か違うものに時間や金や熱量を注いでいきたいと思うとともに、金を賭けずに騒いでいるおじいさんにもなりたいと思う

皆さまも上半期大変お疲れ様でした